よく噛める入れ歯をお作りします
入れ歯は、歯を失うことで衰えた、見た目・噛むなどの機能を回復させるための装置です。合わない入れ歯を使っていると、食事や会話で辛い思いをしたり、ストレスを感じたりすることが多くなるため、ご自身に合った入れ歯を作ることがとても大切です。そんなよく噛めて、よくしゃべれる入れ歯をお望みであれば、たむら歯科・こども矯正歯科までご相談ください。
歯の平均寿命は60年程度

私たちの歯の平均寿命は、60年程度といわれています。咀嚼機能の主体となる第一大臼歯は6歳くらいに生えてくるため、日本人の平均寿命が男女ともに80歳を超え、さらに延伸していることを踏まえると、どうしても歯がない期間が生じます。人によっては歯と体の寿命に数十年の乖離が生じることから、入れ歯の重要性はますます高まっているといえるでしょう。その数十年をよく噛めて、よくしゃべれる入れ歯で補うことができれば、患者様の人生の質(QOL)も大きく上昇することでしょう。
よく噛める入れ歯の効能
食事の満足度が高まる | よく噛める入れ歯を使えば、献立の幅が広がります。硬いもの、弾力性の高いものなど、さまざまな食材を楽しむことができ、食事の満足度が高まります。食事の栄養バランスもよくなるため、全身の健康維持・増進にもつながります。 |
人との会話が楽しくなる | ご自身に合う入れ歯は、人との会話でストレスを感じることが少なく、家族や友人とのコミュニケーションが楽しくなり、精神面によい影響がもたらされます。その結果、外に出かけたり、新しい活動を始めたりする意欲がわきやすくなります。 |
脳のはたらきが活性化される | よく噛むことは、口腔周囲の筋肉を活発に動かすことになり、脳への血流が増加します。人と楽しく会話することも、脳に対してポジティブな影響を与えることがわかっています。逆に、失った歯を放置してしっかり噛むことができず、人としゃべらないことは、アルツハイマー型認知症のリスク上昇につながると考えられています。 |
入れ歯の寿命を延ばす方法は?

入れ歯にも天然歯と同じように寿命が存在しています。よく噛めて、よくしゃべれる入れ歯も取り扱い方法によって、合わなくなったり、寿命が短くなったりする点に注意が必要です。そんな入れ歯の寿命を延ばす方法としては、毎食後の義歯ブラシによる機械的な清掃に加えて、1日1回は入れ歯洗浄剤による化学的清掃も行う必要があります。また、3~6ヶ月に1回は、歯科医院での定期検診を受けて、入れ歯の適合状態などを確認することが推奨されます。そうすることで大切な入れ歯を長持ちさせやすくなります。
当院の入れ歯の種類
保険適用義歯(プラスチックの入れ歯)

すべての歯を失ったケースには、レジン床義歯という総入れ歯が適応されます。レジン製の人工歯と義歯床からなる入れ歯です。
メリット | デメリット |
・費用が安い ・調整や修理がしやすい ・製作期間がやや短い | ・見た目がやや不自然 ・プラスチックなので壊れやすい ・変色や摩耗が起こりやすい ・厚みがあるので違和感が大きい ・噛み心地があまり良くない ・装着時の違和感や異物感が大きい |
ノンクラスプデンチャー

ノンクラスプデンチャーは、金属製のクラスプがない部分入れ歯です。残った歯に当たる部分にはやわらかい素材が使われており、見た目も自然なのが特徴です。
メリット | デメリット |
・見た目が自然で美しい ・金属アレルギーのリスクがない ・支えとなる歯に負担がかかりにくい ・安定性が高く、噛みやすい | ・経年的な変色が起こる ・高温に晒されると変形するリスクがある ・不具合の調整や修理が難しい |
金属床義歯

プレート部分である義歯床が金属で作られた入れ歯です。レジン床にはないたくさんのメリットが得られます。
メリット | デメリット |
・金属は丈夫なので入れ歯を薄く作れる・装着感が良い(薄いため) ・強度が高くて壊れにくい ・飲食物の冷たさ、熱さなどを感じやすい ・生体親和性の高い金属を使用するためアレルギーは起こりにくい | ・費用が高額になる ・金属アレルギーのリスクはゼロではない |
インプラントオーバーデンチャー

顎の骨に埋め込む人工歯根を支えとする総入れ歯です。安定性が高く、見た目も自然です。
メリット | デメリット |
・ズレたり、外れたりすることがほとんどない ・噛み心地が良い ・見た目が自然で美しい ・着脱が容易で、ケアもしやすい ・顎の骨が痩せにくい | ・費用が高額になる ・人工歯根の埋入手術が必要 ・顎骨の状態が悪いと適応が難しい |