睡眠とお口の関係について

睡眠は、心と体の健康を守るうえで欠かせない大切な時間です。ところが「眠っているのに疲れが取れない」「子どもがいびきをかいている」といった症状の背景には、睡眠呼吸障害が隠れていることがあります。睡眠呼吸障害があると、夜間に十分な酸素が取り込めず、次のような影響が出ることがあります。
- 日中の強い眠気や集中力の低下
- 学習や発達への悪影響(小児の場合)
- 高血圧や心疾患など生活習慣病のリスク(成人の場合)
実は、このような睡眠の問題に対して、歯科でできるサポートがあります。
お子さまの場合は、あごの成長を助ける矯正治療によって気道を拡げ、呼吸をしやすくするサポートが可能です。成人の場合は、医科での診断をもとに口腔内装置を作成し、下あごを前方に誘導することで気道を広げ、いびきや無呼吸の改善を目指すことができます。睡眠や呼吸に関して気になる症状がある方は、ぜひ高島市安曇川の「たむら歯科・こども矯正歯科」までご相談ください。
お子さまの睡眠呼吸障害と顎顔面矯正
お子さまの睡眠呼吸障害は、あごの成長不足や口呼吸の習慣が原因となっているケースが少なくありません。あごが十分に発達せず気道が狭くなることで、いびきや睡眠時の呼吸の乱れにつながることがあります。
当院では、顎顔面矯正を行うことで気道を広げ、呼吸がしやすくなる・睡眠の質が改善することを目指します。睡眠の改善は、学習への集中力や運動能力、さらには健やかな成長にも良い影響を与えると考えられています。
また、単にあごを広げるだけではなく、早期からのアプローチとして、機能的マウスピース型矯正(プレオルソ)や口腔筋機能療法(MFT)を組み合わせ、正しい呼吸や舌の使い方の習得もサポートします。お子さまの「いびき」や「口呼吸」が気になる場合は、早めにご相談いただくことが健やかな成長への第一歩となります。

成人の睡眠時無呼吸症候群と口腔内装置
成人の睡眠呼吸障害の多くは、閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS)です。睡眠中に気道が塞がり、呼吸が止まったり浅くなったりすることで、強いいびきや日中の眠気、高血圧などの全身への悪影響を引き起こします。この症状はまず、耳鼻科や内科などの医科での検査・診断が必要です。診断を受けた後、当院では口腔内装置(マウスピース)を作成することで治療することができます。
装置は下あごを前方に誘導し、睡眠中の気道を広げることで、いびきや無呼吸の改善を目指します。CPAPが合わない方や、軽症〜中等度の方に特に有効とされています。


睡眠は、心と体の健康に直結する大切な時間です。当院では、小児期には顎の発育をサポートする矯正治療を通じて、成人の方には口腔内装置による無呼吸治療によって、それぞれの年代に応じたアプローチでサポートしています。
- 「お子さまのいびきが気になる方」
- 「朝起きても疲れが取れないと感じる方」
このようなお悩みがある場合は、高島市安曇川の たむら歯科・こども矯正歯科 にお気軽にご相談ください。私たちにできることは決して多くはありませんが、歯科からのアプローチで眠りの質を少しでも良くできるよう、サポートしてまいります。